みなさん、吉本興業の宮迫博之さんと中田敦彦さんによるYouTubeトーク番組「WinWinWiiin(ウィンウィンウィーン)」をご存知でしょうか。
その番組に、キングコングの西野亮廣さんがゲストで来られました。
そこで「映画 えんとつ町のプペル」の誕生秘話をおもしろおかしく・情熱を持ってお伝えされていました。
「頑張ることって、ダサくてもカッコ悪くても良いじゃないですか。誰にも迷惑かけてないし、一人で一生懸命やっているだけ!そして、改めて頑張ろう!」って、そう思わさせてくれました。

映画を見ていないのでネタバレの心配はないです。おもしろそうなんで是非共感いただけたらなと。
それではまいりましょう!
目次
「えんとつ町のプペル」映画の設定
えんとつだらけのえんとつ町で、この町は朝から晩まで煙で「モクモク」状態。
そんな状態なので、「青い空」も「輝く星」も全く見えない。
町の人たちは、「空」とがあると言うことは誰も知らない。
ですが、少年とゴミ人間「プペル」だけは、あの煙の向こうに何かあるんじゃないかとずっと上を見上げる。
ですが、見上げた途端に町の人たちから「何上ばっか見てんだよ。そんなものあるはずがない。」と叩かれ・攻撃されてしまいます。
これは、「夢を語れば笑われて、行動すれば叩かれる」現代社会の縮図をこの映画に込めた物語です。
物語の根幹は「西野亮廣」さんの夢追い活動から生まれた?
プペルの物語は西野さん本人の歴史にリンクするんじゃ・・・。
2008年 絵本を書きはじめる
西野さんは2008年頃から、絵本を書きはじめました。
楽屋では芸人たちが内輪ネタなどでワイワイ盛り上がる中、西野さんはひとり楽屋の隅っこで絵を描いている。
その年はキングコングが「はねるのトびら」でブレイク絶頂のときです。普通だったら、みんなとワイワイしたりすると思うのですが、なぜか西野さんは絵を描いている。
そんな西野さんを見て他の芸人たちはこう思います。
「疲れて病みはじめたんだ。」と。
ですが「どうやら様子がおかしい。」と言うのも毎年絵本を出版していきます。
2010年「ジップ&キャンディ ロボットたちのクリスマス」
2012年「オルゴールワールド」
2012年 「はねるのトびら」が視聴率低迷で終了
この番組はずっと続かないと思っていた西野さんは終了したときにショックはありませんでした。
最もショックを受けたのは、逆に「はねるのトびら」がゴールデンに上がって視聴率を一番とったときです。
「えええええーーー?」そこなんだ!と思いました。そして、「だからか。」とも思いました。
なぜかと言うと、神輿を担がせていただき、下駄も履かせていただき、追い風がビュンビュン吹いている状態で見た景色が「ここか」と言う印象を受けたと言うのです。
頂上だったと思って見た景色は、「まだまだ諸先輩方々の背中で追い抜く気配もなかった」ことが1番のショックだったそうです。
2013年 ニューヨークで絵本の原画展開催
ニューヨークで個展を開くのですが、驚くべきはその資金調達の方法。
それは「クラウドファンディング」です。
今となっては多少聞き馴染みのある言葉になってきましたが、今から約7年前の当時はほとんど誰もがその「クラウドファンディング」の言葉を見たことも聞いたこともない状態でした。
だからこそ、西野さんのまわりで起こったことは大変の向かい風でした。
まわりからは「詐欺・宗教」と言われて叩かれました。
この辺りから少しずつ「プペル」とリンクしてきますね。
そして、2013年1月にはじめた「クラウドファンディング」で集まった金額は500万円以上!
金額ももちろんすごいのですが、もっと驚くべきことは、クラウドファンディングが浸透していない中でお金を出してくれる支援者が585人もいたことです。
2014年 日比谷公会堂独演会のチケットを2000人手売り
Twitterで希望者を集めて、実際に個別に連絡し待ち合わせをしてチケットを手売りする。
理由はSNSで拡散する手法はすでに終わった。ひとりひとりにアプローチをして手売りした方が効率が良いと判断したそうです。
ですが、その2000人に連絡し実際会ってチケットを渡す行動は何日も続きます。
そして、2000人全員に売り切ります。
一般人ではなく有名人ではありますので、集まると言う部分ではそこまで苦労はなかったんじゃないかなと思いますが、そもそものその手売りにかける労力は想像を絶するものがあります。
2015年 オンラインサロン開設
現在は「西野亮廣エンタメ研究所」と言うサロン名で活動していますが、当初のサロン名は「おとぎ町商工会」と言う名前でした。
そして、驚くべきことは現在のメンバー数は71,000人(2020年12月)ですが、立ち上げ当初はたったの23人でした。
絵本描いていたと思ったら、クラウドファンディングをしてお金を集め、オンラインサロンというなの謎の集団を集める。そんな姿を見てまわりは「新手の詐欺」だと、さらに後ろ指刺される。
そのときに西野さんは、「知らないという感情と、嫌いという感情が極めて近い」というふうに感じたと言っております。
2016年 「えんとつ町のプペル」発売 〜これまでの疑いを全てひっくり返し伝説となる〜

分業制にして、特技なところを持ち寄ってお客様を感動させることを優先しました。
ただ、そのためには多くの資金が必要で、その資金を集めるために「クラウドファンディング」で集めて販売まで行いました。
簡単にいうと、「映画の作り方を、絵本業界に持ち込んだ」ということなんです!
そして、一番バッシングを受けたのが、その絵本を「無料公開する」ということでした。
絵本を買うお母さんは時間もなく忙しいため、内容の知っている絵本を買うループになっていると気付きました。
そうなると、ネットで無料で立ち読みできるようにしました。
そうすると、当然売り上げも上がるようになりました。
プペルと重なる「これまでの批判」

どうでしょうか。批判をされてきたことを並べてみるとこうなります。
・クラウドファンディングで資金調達
・2000人に手売り販売
・オンラインサロン開設
・絵本の分業制
・絵本の無料公開
あげてみると今では普通のことかもしれませんが、ほとんどやってきたこと全てです。
これは冒頭に説明した設定のプペルと重なるところです。
改めてプペルの物語をおさらいすると・・・
「夢を語れば笑われて、行動すれば叩かれる」現代社会の縮図をこの映画に込めた物語
どうですか。この西野さんの絵本にかけた夢追いとのリンク。
もはや「プペル=西野さん」なんじゃないかなとも思います。
うた(音楽)が好き
この映画に出てくる音楽!エンディングを歌っているのが「ロザリーナ」さん!
そして楽曲を制作したのが、なんと西野さん本人という・・・。なんという多才。
ただ、お伝えしたいのが「このうたを是非聞いて欲しい。」
ピアノ主体の静かな伴奏で始まり、ロザリーナさんの透き通る歌声が伴奏に乗ってさらに透き通る。
1番が終わると、伴奏がさらに盛り上がり仲間が増える!
いろんな協力者が増えている。そして、ロザリーナさんの声もよりみんなの期待を込めて力が入る!
そして、サビに入る!!!「奇跡が近づいている!」
曲調がいったん静かになり、ここからさらに盛り上がる・・・。挑戦!!!
変調して半音?上がる!何が起きるかというと聞いているこっちの気持ちがさらに盛り上がる!
歌詞も最高!!!!是非聞いて欲しい1曲です。
さいごに
私自身、まだこの映画を見ていません。これからその映画を見てきます。
何かに頑張っている人にはきっと刺さるような気がします。頑張ろうって背中押してくれるような・・・。楽しみ。
またその感想をお伝えできればと思います。
誰かの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ともまる