【中小企業の人事】もし、こんなことが起きたらどうする??を考えてみる「#006 社員からストーカーの相談」

こんにちは。ともまるです。

私は現在、中小企業で人事をしています。

「人事」と一言にいっても、本当にいろんなことを経験させていただきました。

そんな中で、「もし、こんなことがあったら私だったらこうするかなー?」という【自問自答形式】の話をしていきたいと思います。

会社の人事の方や、同じような悩みを持っている方に「こんな方法もあるのか。」というようなヒントになれば幸いです。

質問「シチュエーション」

人事担当のあなたへ、女性社員から相談が。
どうやら、会社の同僚の男性にストーカーされているようです。
人事部の上司に相談をしたところ、その同僚に事実確認して、事実であれば厳重注意、それでも止めない場合、解雇もやむなしだろう。と言われました。 その流れって大丈夫?

私の「考え・回答」

そもそもストーカー行為は犯罪です。

ストーカーの内容にもよりますが、まず大前提としてストーカー行為は否応なく犯罪行為です。
申告してくれた社員の信用度にもよりますが、再度女性に事情を深く聞きます。そのうえで本人へ聞き取りをしていいかも確認しましょう。

本人に聞き取りをすたうえで、会社がする措置として注意しなければならないことは、注意ではなく、注意による「逆上行為」です。
本人へさらに危害が増える可能性もあるため、身の安全を確保したうえで対応しましょう。

安全配慮の例
3.実務上会わないようにする。
2.どちらかテレワークで対応する。
3.直接家にきたりと緊急を要する場合は即時警察へ連絡する(会社にも)
※本人の意思確認の上、警察に事前相談をする

不本意な理由ではありますが、会社には安全配慮義務が発生します。
従業員が心身ともに安全に業務に従事できる環境を整えることも必要となります。

今回のケースでの対応について

では、実際にどうするのか?

被害を訴える社員への安全配慮を踏まえたうえで、当該社員へ話を聞きます。
そして、事実を白状してくれれば、”退職勧奨”が無難です。
本来であれば懲戒解雇やむなしの内容ですが、解雇は逆上の可能性が高まるので、会社を離れた後の方が怖いです。

まとめ


実際のストーカー行為の事実を確認する(申し出る)ことは前提ですが、いろんな可能性に考慮しましょう。
なんども繰り返しますが、ストーカー行為以上の犯罪を起こさないように逆なでせず、且つ被害者の安全を配慮して対応しましょう

対応のまとめ
1、申し出社員の話を再度聞く
2、当該本人に聞く
3、事実である場合、退職勧奨を促す

この流れが最適だと考えます。
人が増えるといろんな問題も増えます。
仕事上の問題ではないものの、当事者同士が社内にいることで起きる問題も少なからずございます。
最後までお読みいただきありがとうございました。

ともまる