【中小企業の人事】もし、こんなことが起きたらどうする??を考えてみる「#007 社員が退職?有休買取ってできるの?」

こんにちは。ともまるです。

私は現在、中小企業で人事をしています。

「人事」と一言にいっても、本当にいろんなことを経験させていただきました。

そんな中で、「もし、こんなことがあったら私だったらこうするかなー?」という【自問自答形式】の話をしていきたいと思います。

会社の人事の方や、同じような悩みを持っている方に「こんな方法もあるのか。」というようなヒントになれば幸いです。

質問「シチュエーション」

退職を考えている女性会社員のイラスト

あなたは人事担当者です。
営業所の管理部長から相談がありました。
どうアドバイスしますか?

「5年以上務めた社員から、残念なことに退職の相談がありました・・・。
次の会社が8月から決まっているので、有給消化を含めて7月末で退職したい。と。
ただ、7月に再度有休が発生して7月末までには消化ができない・・・。ずっと頑張ってくれていたメンバーでもあるので、有休を買い取ったりってできませんか?」

私の「考え・回答」

有給休暇を拒否された人のイラスト(女性)

そもそも、”有休は買取ができない”ということはご認識ください。

今回のケースは自身で区切りを設けてからの買取要望です。

本来であれば、「有休消化を含めて7月末が退職」ということが理想ですが、それを本人の次の会社勤務のため、買取を要求してきております。

その区切りさえなければ、しっかりと有休消化をして頂いて退職してくださいという思いは伝えられますし、そもそも買取という概念があること自体がおかしいので、消化できずに退職となってもやむなしです。

ただ、当事者としては納得できないと思います。大体の多くはそうだと思います。

トラブルを回避するためにも、そのまま在籍があれば消化する金額が発生すると考えれば原資としては必要です。

そのうえ月をまたぐと保険料もかかってきます。

本来はよくないことですが、功労金というような感覚で買取で対応してきれいに退職して頂くことをおすすめします。

まとめ

協力して進む会社員のイラスト

なかなか本人からの申し出があった以上、会社側は有休取得については寛容に対応せざるを得ません。

だからといって、なんでもかんでも買取ということはそもそもよくありません。

日常からコミュニケーションをとったうえで、多少の有休も使用していればトラブルも軽減できます。

なかなか難しい問題ですが、ひとつひとつ丁寧に対応していきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ともまる