「働き方」はこれからどうなるか考えてみた

こんにちは。ともまるです。

中小企業の人事を担当しています。

今日は、年々変化する「働く」ということについて考えてみたいと思います。

先駆者たちは既にシフトしていたと思いますが、2020年度はYOUTUBEやSNSなどで自身の発信が当たり前になりました。

そこで生まれるのは、雇用という形を変えて業務委託であったり「ココナラ」などのスキルの売買で、働くという概念が大きく変わってきたと思います。

そうさせたのも、大きくはコロナの影響もあり、オンラインでできることが大きく活躍したと思います。

どんなことが増えたのか

YOUTUBEなどで発信し利益を得る個人が増えたことによって、その個人に帰属する「動画制作」や「動画編集」。

また、それら撮影に関する機材の物販など。

外見や発信力の影響がさらに必要となるために、そこに価値が生まれたり。

そのようなWEBや対面でないとできなかったことがオンラインでできるようになったことでの、プラットフォーム作成のエンジニアなど。

様々な業態で、様々な仕事に変化が生じたと感じています。

採用に関しても、ここまで個人が発信できる時代なので、企業もその受け皿や検索するために、SNSを利用していることはほとんどです。

大手の求人サイトや、新卒一括採用などのプロセスを経てなくとも、個人が好きな企業にコンタクトとることは優秀な人ほど容易になったと感じます。

企業にとっても、求人に割く金額も時間もその人がどんな人か分かるのでお互いにとって良好な手段だと思います。

個人で稼ぐ

これだけ、個人で稼ぐ方法・レールがあたりまえにできるようになると、当然ながらそれらに力をいれる人も増えてきます。

YOUTUBEやブログ・アフィリエイト、物販など、様々な業態が個人でもやりやすくなりました。

よって、人によるところが大きくありますが、個人で稼ぐことが可能になりました。

いきなりそこに振り切ってする人も少ないとは思いますが、副業ではじめたり、週末などの本業が休みのときにはじめたり、これまでのアルバイトとは別に稼ぐということをはじめた方も多いと思います。

そして、人によっては本業並みに、場合によっては本業以上に稼ぎを出している人もいると思います。

〇個人で稼げることで、働き方が変わる?

個人で稼げるようになると、シンプルに本業で仕事をしなくても良いのでは?という疑問も発生してきます。

会社に帰属して、毎月の生活費を稼ぐために働いている人の多くは、本業をやめてその稼げている方に振り切りたいという気持ちもでてきます。

そうなると、会社に行くことよりも「個人で稼ぐ」個人事業主としての働き方のほうが性に合っているという人もでてくると思います。

その中で問題や懸念点は?

極論は「人による」が答えなんですが、その事業自体が長く続くかどうかも大事な論点になると感じます。

今回起きた変化のように、稼ぎ方もきっと同じではいけないと思いますし、変わって当然だと思います。

そういった変化にも対応する技術も変わるでしょうし、変化ということは力も必要です。

大変なこともきっとあると思います。

そういった、変化に対する対応自体が楽しいと感じれるかどうかが、大事になると思います。

会社に帰属するだけて受けれる恩恵は?

会社に所属しているだけで受けれる恩恵はたくさんあります。

まずは、信用!

具体的には、クレジットカードを作成したり、住宅ローンを借りたりなどお金に関することです。

個人では決して作れない信用が会社に帰属するだけで得られます。

なので、辞めるとその逆でその信用は一切通用しなくなります。

また、企業内における立ち位置も影響力の一つとなります。

たとえば、人事部の課長です。というだけて多少の信用は得れると思います。

それなりの会社で、役をもらえる仕事ができるんだなと、実際の業務を見ていなくても良い方に想像されることがほとんどだと思います。

次に、社会保険

会社に雇用されるだけで、雇用保険、介護保険、厚生年金保険、健康保険など、生きていくうえで必要な保険がすべて網羅されています。

また、定年後の保証もしっかりと受けれる内容のものまで準備されています。

もちろん、その費用は給料から引かれるわけなんですが、ざっくりですが、その金額の半分も会社が負担してくれるんです。

個人事業主だと、全額自己負担になるのでこの金額面と保障面での待遇は大きいと感じます。

繋がることでの精神安定

会社という組織の属するだけで、「つながる」ことができます。

もちろん、好き嫌いあるので、すべての人が良いというわけではありませんが、人間誰かとつながっているとい思えるだけで精神衛生上良いと言われています。

個人で動く場合は、嫌いな人とは自身の責任で省くことができ、良い面もありますが、そもそも必要とされない事業の場合は、必然とつながることさえもできなくなります。

社会に貢献して、認められることの重要性が個人で動くと会社に属することでまったく違った観点で見えてきます。

一時的に、稼ぐことができても、長期的に続けることができないと、社会から不要と思われると勘違いしてしまうことも可能性としてはあります。

自分が安定するために会社に行くわけでは決してないですが、見えない部分で安心をもらっていることも認知する必要があります。

これからはどうなるのか。

どちらかにすべて偏るということは無いと思います。

ジョブ型雇用という雇用制度にも拍車がかかると思います。

AIや機械にとって代われる仕事はどんどんと変わって、人の温かみを感じる仕事が残ってくると思います。

そのうえで、その温かみの質を上げれる人が会社にとっても信用され必要な人財になるのではないかと思います。

まとめ

まず間違いなく、このまま同じ働き方が続くことはないと思います。

個人で発信できる時代だからこそ、個人と企業や組織とつながることができ、そこに交流とお金も流れやすくなります。

人の温かみを感じる仕事がこれからは価値が増え、その温かみをより出せる人が重宝されます。

私自身も仕事の専門性も大事ですが、より人の温かみを発揮できる人間力を高めていきたいなと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ともまる