kindleで読めるおすすめ本「海賊とよばれた男」

こんにちは。ともまるです。

今日は、漫画版や映画にもなった本「海賊とよばれた男」をご紹介します。

会社に属して頑張りたいと思っている人は間違いなく心打たれます。

ガソリンなどを販売されている「出光」がモデルになった話です。

なんと実話だそうです・・・。まじですごい。

そんな物語のなかで勉強になったところをご紹介していきます。

それではまいりましょう。

「ぜったいに馘首はならん!」

出光興産創業者の出光佐三の実話をもとにした話です。

この物語のなかでは「国岡鐵造」として描かれています。そして、会社の名前も「国岡商店」。なぜ実名でないのかは今回はスルーさせていただいて・・・。

時代は昭和。第二次世界大戦でまさかの日本敗北・・・。

もうだれもが立ち上がれないほどの打撃を日本全土で受けていました。

仕事なんてあったような状態でもありません。

なので社員に払う給料すら底ついている財務状況。

なので役員たちは、理解してくれるようにお願いして・・・。と従業員の解雇を打診します。

そんななかで発しられた”国岡鐵造”の言葉が印象的でした。

「ぜったいに馘首はならん!」です。

現実問題として、雇用を守るなんて無謀に近いことでした。だからこそ、役員たちは諭すようにお願いするのですが、鐵造の意思は固く、どんなことがあっても絶対にならん!の一点張りでした。

そこに社員への愛を感じました。

泥まみれになりながら・・・。

石油販売は国政にも直結する内容でした。

なので、国からの圧力や嫌がらせも多く受けていました。

石油を売りたくても売る石油を扱えない・・・。

そんな中、舞い込んできたのが戦時中に石油タンクとして使用していた残り油の回収でした。

土も交じりタンクの中の回収は、もはや人のなすことではありません。

だからこそ、「国岡商店」に押し付けたのです。

でも、ここにドラマがありました。

国岡商店のみんなは半ばあきらめムードもあったなか、その作業をこなしていきます。
ですが、酸素の少ないタンク底での作業は生死に関わるないようでした。

そんな社員が奮闘している中に”鐵造”は現れるんです・・・。

スーツ姿の鐵造は、みんなの頑張りをみて自分も手伝うと上着を脱ぎます。それを止める社員たち・・・。もうすでに泣けるのですが、さらにここから鐵造はとんでもない行動に・・・。

それは、油まみれになった社員を抱きしめ感謝を述べます。

社員たちは一同驚愕!会社の代表が汚れてしまう・・・。

そんな思いとは裏腹に鐵造は振り切って社員を抱きしめ感謝をつたえる。このシーンにはハンカチ必須です。

諦めない努力

中国で、国鉄関係の仕事がありました。

ここでも、その列車に使用する油の入札で各国での競争になったのですが、国岡商店は最初から否定されていました。

やっと話を聞いてもらっても、マイナスからの評価です。

競争内容は冬はかなり冷え込み、潤滑油として使用していた油が凍ってしまうという課題がありました。

そんな課題に対して、国岡商店は執念の配合を重ねて商品開発に挑みます。

それで、、やっと完成!!試験でも凍らずに終わり勝利を勝ち取ったときの諦めない根性は仕事に通じる部分が多くあると感じました。

まとめ

最初から、終始マイナスからのスタートが印象的でした。

何をするにしても、国規模での圧力や批判の連続。

それでも屈さずに、やりぬき結果を出す!結果こそ、すべてを覆す理由になると深く感じました。

そして、結果を出すことも本当に血と涙の結晶とも思える努力のたまもの。

あらためて魂がこもらないとだめだなと深く感じました。

仕事に対する姿勢や学びを多くいただける本です。

だれかの参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ともまる