夢のマイホーム!買う前に一度は読んで欲しい漫画「正直不動産」

こんにちは。ともまるです。

今日は「正直不動産」という漫画についてご紹介します。

何かと奥が深い不動産業界。

とはいえ「衣・食・住」と言われるほど、わたしたちの生活には欠かせない存在です。

家のイラスト2

実家の方であっても賃貸の方であってもすでにマイホームを買った方であってもぜひ読んで欲しい一冊です。

というのも、「正直」と言っているだけあって不動産業界からすると知られたくないことを正直に赤裸々に書かれた漫画です。

知らないと損するどころの話にならない内容も思いっきり書かれてあります。

こんな人に読んで欲しい
・マイホームを検討している人
・分譲マンションを検討している人
・新しく賃貸物件を契約しようとしてる人

おそらく物語はフィクションですが、その中で出てくる情報は真実ですので、そこがまた読んでておもしろいんです。

そんな「正直不動産」の知って得する情報を3つに絞ってお届けします。

簡単なあらすじ

家のイラスト7

不動産会社に勤める「長瀬財地」!会社の中でも売り上げトップの営業マンでした。

ところがヒョンなことから嘘がつけなくなってしまった!!

海千山千の不動産業界。「千の言葉に真実は三つしかない」という言葉もあるくらい情報の裏表が激しい。

そんな、嘘が横行する常識の中で正直にしか営業ができなくなってしまった長瀬がどう対処していくのか!?

不動産業界の裏側を全部ぶっちゃけながら活躍していく姿を描くビジネス漫画です。

そんな中でわたしが気になった内容を3つに絞ってお届けします。

それではいきましょう!

建築条件付土地

土地のイラスト

建築条件付土地とは、土地の売買契約締結後の一定期間内に土地の売主の指定する建築業者と建築工事請負契約を締結することが条件の土地のことです。

すごく簡単に言うと、「この土地買ったら決まった建築会社で家建ててね」という条件がある土地のことです。

何が問題なのかというと、

なにが問題?
・建築会社が決まっているため、その建築会社の能力によっては、注文住宅可能と言っても実際のところ建売と変わらないこともある
・仲介手数料は土地にしかかけられないが、建物やその他契約と称して重ねてとってくるケースがある
・土地と建物で利益を取れ、建売よりも売りやすいオイシイ物件なので売り手有利なうまい営業をされやすい

もちろん、条件付物件そのものが問題ではありません。

あえてその土地に条件をつける何かがあるから「条件」がついているということを意識しましょう。

その理由が明確で値段や質に問題なければむしろお得な物件にもなり得ます。

告知義務

家の見学をしている家族のイラスト

少々縁起でもない話ですが、賃貸物件などで以前にその物件で「自殺」や「事件」があった場合は当然ながらそこに住もうとしている人に告知する義務があるのです。

ただ、借りる人が自殺が起きてから2人目の契約者の場合、告知義務はありません。

また、10年以上経っていても同じく告知義務はありません。

これはじっさい、自分事に置き換えるとどうでしょう!?

さすがに気味が悪いですよね。本当であれば知っておかなければいけない内容を知らせなくても良い?!ということで説明をあえて避ける業者もいなくはないのだとか。

不動産業者(物件仲介業者)は建物の所有者であるオーナーからは入居者を求められ、希望者からは物件を求められる。そういう両面の顔があることが、どちらかに影響が出てしまう要因でもあるのです。

賃料倍増請求

不動産鑑定士のイラスト

もし、この記事をお読みいただいている方で、住んでる賃貸物件の家賃が上がったという方は注意が必要です。

基本的に家賃が下がることはメリットの方が多いのでそう問題にはなりませんが、今回は家賃が上がることへの問題です。

結論を言うと、ちゃんとした理由がなければオーナーであっても勝手に家賃を上げることはできないんです!

家賃を無闇にあげられない「賃貸増減請求権」
・固定資産税などの税金増加で家賃が不相当になった
・土地・建物価格の上昇で経済事情の変動により家賃が不相当になった
・家賃が近隣の同じような建物と比較して不相当になった

このようなちゃんとした理由がなければ勝手に家賃を上げることはできないはずです。

契約書に「更新ごとに〇〇円の賃料を増額する」と書かれていても認められませんので契約書にも注意が必要です。

もし、そのようなことを書いてあるとそもそもそう言う一方的な判断をする業者なのでより注意してください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

何より赤裸々に言っちゃいけないことを物事の本質部分として描いているのが読んでいても楽しくなります。

そして楽しさと同時に知識も入ってくるので、マイホームを検討している方や新しく賃貸に住もうかと思っている方にはぜひ一度読んでいただくことでより、フラットに不動産と向き合える気がします。

お役に立てれば嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ともまる

正直不動産1巻〜9巻セット