こんにちは。ともまるです。
今日はいつものブログとは少し変わってネガティブ記事になります。すみません。
と言うのも、本業は会社で人事や労務関係の仕事をさせていただいております。
その中でみなさんの記憶にも新しい「年末調整」!!!
「毎年ややこしいくせに、今年の紙いつもと違うし、もうわからん!!」
と思った方も多いんじゃないでしょうか。
こんな記事、誰の特にもならないのは十分承知です・・・。すみません。
同じ境遇の方に「うん!わかる!」なんて思って欲しいだけの戯言だと思って聞いてください。
目次
そもそも年末調整ってなに?

私自身、年末調整の全てを理解しマスターしているわけではありません。
そして、残念ながら年末調整業務は年に1度しかないので、すぐすぐ成長できるものでもありません。
そんな年末調整ですが、会社側が何のためにしているかと言うと
と言う「一見ムダ?何で2回すんの?」っと思うようなことをしてます。
わたしも最初に思いました。「いちいち調整しなくても、決まった額を来年から引けばいいやん!」って。
でも世の中そんなに甘くなく、こちら都合で全てが回ってるわけでもありません。
実際にやってること①:案内文や必要書類の整理

まず、年末調整の書類を回収するために案内文や必要書類を整理します。
これが案外たいへんなんです。今の会社は社員数で言うと600名ほどいます。
記入して欲しいことや注意すべきことをまとめて案内文を作成します。
言い方悪いですが、「全てはわたしのために」
記入後、集めた書類に不備などがあれば、また確認やお願いをしなければいけません。
できることなら「1話完結」の物語で済ませたいんです。
実際にやっていること②:書類の回収

全国に拠点があるので、そこから全集中で集めていきます。
これが、残念ながら期日に集まらない・・・。だいたいイツメンなんです。
そして、不備でもいろんな種類があります。
届いてわたしの気持ち的にガッカリするランキングで言うと
2:保険等の添付がない
3:計算が壮大に間違っている
意外と多くていつも「はー・・・。」となります。
お金があってクラウドで電子決済的にパッとできたらなー。なんて思ってます。
そもそも記入箇所に記入がない

意外と多いんですよ。ほんと。
書いてるのは名前と住所と印鑑だけ。
これはわたしの説明が悪いと言うしかありません。
保険等の添付がない

これも意外と多いです。
届出としては原本必須になってるんですけどね。
伝え方が悪いんです。きっと。
計算が壮大に間違っている

これは一番時間かかります。
何か理由があってこうなっているのか?と多少信じながらも計算しなおしています。
ですが、結果的に「どこをどうとったらこうなった?」という計算方法で提出する方もおられます。
また、保険の納付状況で年度内に収めた額を書くのですが、保険会社から届いた時点での納付額を書く方も多いです。計算しなおしです。・・・。
実際にやっていること③:人事システムに変更点を入力

住所や結婚・扶養など、家族構成が変わる場合にはシステムそのものの登録を変更してあげないといけません。
変更した人や、途中入社の人がいればその方の情報も。登録は土台になるので注意しながら進めないといけません。
実際にやっていること④:給与システムに所得の入力

12月の給与やボーナスも今年度の所得につながります。
よって、年末調整の対象となるのでしっかりと反映させることが必要です。
また、提出いただいた書類を計算して控除金額が算定されます。その金額を給与システムへ入力していく必要があります。これも一気にできないので手までなんです。
実際にやっていること⑤:納付と報告書の提出

計算された金額はあらためて税務署へ納付が必要です。
そして、税務署へ法定調書合計表というものを提出します。
法定調書とは、源泉徴収した税の総額などを記したものです。
さらに、各市町村へ給与支払い報告書を提出します。
できれば一か所にまとめて一元管理してくれないかなーと思ってます。
そんなに思いははかなく散り、簡単にはできないので、素直に送ります・・・。
まとめ

意外とやること多くないですか。
当然ながら各工程ごとに人数が比例してきますので人数の多い会社の担当者はたいへんだと思います。
ですが、その手間を省いてくれるシステムも年々開発されてきてましてクラウドで完結できるものもあります。
個人的には導入してくれないかなと思っています。
まだまだ効率化の伸びしろはあるのでやるべきことはたくさんあります。
だれかの話のネタにでもなれば幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
ともまる