こんにちは。ともまるです。
なんとも、ナイーブなタイトルですみません。
そういう気持ちにさせたのは、、、この本を読んだからです・・・。
「夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神」
ご興味がある方は、こちらの感想をどうぞ・・・
実は、自分は死なないんじゃないか・・・。とか頭の片隅にあったりしてます。
絶対起きるはずの「死」をなぜか、自分の人生の中では起きないイベントとして捉えているように思います。
学校の卒業式とか、会社の入社式とか、成人式とか、結婚式とか・・・。
もちろん晴れ舞台なので当然っちゃ当然か。なんて。あの世があるなら、この世での卒業式でもあるんじゃないか?とも思ったり。
でも、結婚式の内容や招待する人とか費用とか衣装とかは絶対に準備するのに、自分の「死」のイベントには準備することはほとんどない。

というのも実体験で思っちゃったんですよね。2020年の夏におばあちゃんが死んだんです。
すごく優しいおばあちゃんでした。自分のことは二の次三の次で、縫製が得意だったから、なんでも頼むとチャっと作ってくれました。そんな器用で優しいおばあちゃんがいつの間にかガンを患っていて・・・。
コロナの影響もあって、病院の先生や看護婦さんも大変だったと思います。判断もできなかったんだと思います。でも、最後の最後までなかなか会えなくて、やっと会えたと思ったら「ご臨終です」って。そんな。コロナって何よ。
それで、気づけば病院で「ご臨終です」と言われた後にやってきた葬儀屋さんの言われるがままに案内されて、所属している宗派のお寺さんの指示通りに・・・。そんな感じで話が進むもんだから何が何だか。
感情を落ち着かせることもできずに、このプランはとか、お呼びする親族には・・・。とかお返しは。とか。今はコロナなんで、お食事は控えて仕出しのお弁当を持って帰ってもらおうとか。
お寺さんにも戒名どうしますか?なんて聞かれてですね。。。もうわかんねえよ。が正直な気持ちでした。
みんなこんな経験しているんだな。て思うとすごいと心からしみじみ。ただ、準備もなくてよく平然とできるなーて思ったんです。
長々申し訳ありません。ついつい感情が先走ってしまいました・・・。
ということがあって、準備ってできないのかな?と思ったのが今回の動機です。ただ、誤解しないで欲しいのは自殺願望があったりはありません。まだまだ、30代ですし、子供も欲しいですし、でもなかなかできずに悩んでたりしますし。
すみません、いろいろと感情が渋滞しておりまして・・・。というわけで、今回教えてもらったことを説明していきますね。
ただ、私が住んでいる地域は四国です。葬儀などは地域によっても大きく違ったりします。
そして、方法は大きく「神式・キリスト式・仏式」と大きく3つに分かれます。
私は仏式なので、今回の話は「仏式」が中心の話になりますので、その地域と方法についてはいろいろあるんだということをご理解ください。それではまいりましょう!
目次
臨終

先ほど、病院で「ご臨終です」と言ったのがここに当たります。
現在では約80%の方が病院で逝去されるそうです。
このときに、病院側から寝台車に手配してくださいと言われて、葬儀屋さんに連絡すると言った流れとなります。
今回のおばあちゃんの場合は、もう長くない前提でしたのである程度葬儀屋さんも決まっていたし、最悪の想定だけはできていたので、ここは慌てずにできたと思います。
ただ、あの世にいくタイミングは本当にいつかはわかりません。だからこその準備が必要です。
搬送
呼んでもらった寝台車に乗って移動します。
コロナがなければご遺体と一緒に同乗して行くこともできたそうですが、今の状況下では一切お断りをしているそうでした。
搬送先ですが、ご近所との付き合いやその家庭それぞれの風習等がありますので一概には言えないですが、大きくは2つに別れまして、自宅を経由して葬儀屋さんの控室に行くか、自宅で安置するかの2択だそうです。
自宅で安置する場合は、敷布団の用意だけは必要とのことでした。
葬儀屋さんの控室の場合は、それら全て準備してくださるとのことですので安心です。
安置

少し触れましたが、自宅か、葬儀屋さんの控室で安置をします。
頭を北向きか西向きに寝かせて、枕飾りをしていただきます。
この時も基本葬儀屋さんが全て行っていただきます。
ただ、最近はそのまま自宅を経由せずに葬儀屋さんの控室に行く場合が割と多いそうです。
枕経(まくらきょう)※【1回目】お寺さんを呼ぶ

お寺さんを呼んでお経を唱えてもらいます。
入っている宗派やお寺さんのお名前と連絡先を葬儀屋さんにお伝えしておきます。
知らない場合は、事前に調べておくことをオススメします。
最後は納骨までなんですが、それまでの間にお寺さんを呼ぶシーンが全部で5回あります。
お寺さんを呼ぶシーンは「※」マークでつけていきますのでお分かり頂けると幸いです。
そして、お寺さんへの費用に関しては一括でお支払いすることがほとんどだそうです。
このやりとりに関しては葬儀屋さんもアドバイスはできても、お寺さんとのお付き合いもあるので「金額等は直接お聞きになった方がよろしいかと」と言われました。
ただ、相場は10万円〜30万円が多いのではないかとのことでした。(全5回のお経での金額です。)
葬儀の規模・内容の決定
ここが一番の難所です。
葬儀の規模は本当にピンからキリまであります。
今回私がお邪魔したところも四国に手広くされている会社様ですが、40万円から数百万円までのプランがありました。
私もおばあちゃんのときに悩んだのは、おばあちゃんは絶対に「自分に対して派手になんかせんでええ」って言う人でした。ですが、送る側もやっぱり気持ちよく送りたい。
一番厄介なのはあんまり関係のない方々からのお節介なアドバイスです。
昔は・・・。本来は・・・。とか関係ないのに、知識をアピールしてくる人がいるかどうかです。
今回も全て聞き入るわけにはいきませんでしたが、多少顔も立てないと面倒くさいと言う理由から時間もなかったのでそのかたのアドバイスを受けることになったのです。
そうならないためにも、生前に送る側と送られる側でしっかり気持ちよくあの世に逝ってもらえるようにプラン設定だけでもしておくと良いと感じました。
また、親族が多い場合も同様です。どこまで呼ぶか呼ばないか。おばあちゃんの時はコロナ真っ只中だったので、良くも悪くも県外の方は基本ご遠慮いただき家族葬中心で対応しました。
・お呼びする範囲
・御供物(生花にするケースが多くなっている)
・お香典の受け取りについて
・盛り籠などの受け取りについて
あと、意外と頭を悩ませたのは、お料理でした。
コロナがなければ、「通夜とお葬式、初七日法要」の3つのシーンで提供するのですが、今回はコロナもあってお持ち帰るのお弁当を注文します。
この、お料理に関する部分も結婚式でも悩みの一つだと思います。
送られる故人と生前にお話しできていれば、良いのかなとも思いました。
湯灌(ゆかん)
簡易浴場で故人に最後にお風呂に入ってもらいます。
状態によっては入れないケースもありますが、入浴後、化粧や整髪をして仏衣をきていただきます。
納棺
故人をお棺にお納めする儀式です。
おばあちゃんの時は、葬儀屋さんと一緒に家族の男手数人で納棺しました。
通夜式 ※【2回目】お寺さんを呼ぶ

夕方から通夜式を行います。
最近は仕事で葬儀に参列できないため、通夜式しか来ない弔問客も増えているようです。
通夜式は弔電披露や出棺がないだけで、式の流れ自体は葬儀と同じです。
通夜振舞い
通夜式後に親族に食事を振舞います。
人数が把握しにくいのでオードブル形式が主流でしたが、コロナが一気に流れを変えてくれたので今はお持ち帰りのお弁当が主流となっているようです。
翌日の非時のときにも持って帰ってもらうので、慎重なメニュー選定が必要となるわけです。
「また同じ弁当かよ!」と思われないように。
通夜

線香を絶やさずに、リンを鳴らして一晩を過ごすと言う風習も最近では実施する人も少なくなってきました。
ある程度までして、仮眠を取る方が多いようです。
そうですよね。まだまだ忙しいのはこれからなんですから・・・。
そして、ここまでは自宅でも行うことができます。
最初に言っていた葬儀屋さんの控室か、自宅かの2択のやつですね。
気持ち的には自宅。効率的には葬儀屋さんと言ったところでしょうか。
でも最近は葬儀屋さんで行う方の方が多いようです。
非時(ひじ)
故人と生前の姿で最後に召し上がる食事です。
親族・寺院・受付などのお手伝いの方に準備します。
葬儀 ※【3回目】お寺さんを呼ぶ

寺院による読経を中心に執り行われます。
開式から出棺までの時間は1時間となるようです。
おばあちゃんのときは、お悔やみとか盛り籠をどこまで受け取るかを事前に判断していました。
告別式

親族と友人・知人で故人とのお別れをします。
お花をお供えしてお別れをします。
こう書き出すと、いろんな名前の式があるんですね。
出棺 ※【4回目】お寺さんを呼ぶ

霊柩車に柩をのせて火葬場へ向かいます。
あまり記憶なかったですけど、ここでもお寺さん呼ぶんですね。
火葬・収骨

寺院の読経後、焼香を焚いて冥福をお祈りします。
約2時間半で収骨となります。
この待ち時間にもお食事を準備しました。
・足の骨から入れていきます
・骨壺に立っているようなイメージで入れていきます
・最後に頭蓋骨の骨でかぶせるように蓋をするように入れます
初七日法要 ※【5回目】お寺さんを呼ぶ

本来は死亡後7日目に執り行いますが、親戚一同が集まるのもむずかしくなっていますので、ほとんどの方が当日に行います。
お寺さんを呼ぶのがこれが最後になります。
お寺さんへのお支払いはここで行いました。
だいたいが5回まとめてお支払いするケースが多いようです。
ただ、だいたいが葬儀屋さんがアテンドしてくださいますので、タイミングは確認しましょう。
七日法要
四十九日まで七日ごとに寺院を招き供養します。この間を中陰と言います。
寺院から「七日付」と言うスケジュール表をもらいます。
ただ、なかなかできないケースもあるのでしていないと言う場合もあるようです。
四十九日法要
四十九日は満中陰と言います。
この日を迎えてから、葬儀の香典返をします。
これを「満中陰志」と言います。地方によって異なるようです。
納骨

四十九日を迎えたら、お墓に骨壺を納めます。
これでご先祖様と一緒にお墓に入ることができます。
まとめ
といった手順で行われるようです。一覧にまとめますとこんな感じです。
2 搬送
3 安置
4 枕経 ※お寺さん
5 葬儀の規模・内容の決定
6 湯灌
7 納棺
8 通夜式 ※お寺さん
9 通夜振舞い
10通夜
11非時
12葬儀 ※お寺さん
13告別式
14出棺 ※お寺さん
15火葬・収骨
16初七日法要 ※お寺さん
17七日法要
18四十九日法要
19納骨
そして、この行程の中でお寺さんがいらっしゃるのは全5回。
個人的に一番大事で、ぜひ生前に話し合って欲しいのは「5 葬儀の規模・内容の決定」です。
どの葬儀屋さんでもいろんなプランがあります。
内容は確かに縁起でもないですが、お互いにしっかり話し合うことで良い結果が見えてくると思います。
例えば、私の母も自分のことはどうでも良いというタイプなので、質素な葬儀を望むと思います。
ただ、残された家族兄弟はこういった形で見送りたいって思いを伝えるだけでもまた違ってくると思うのです。
人それぞれ形があり、全て正解です。
その選択を広げるためには準備が必要だなと今回お聞きして本当に思いました。
今回葬儀の流れを説明してくださった方も非常に丁寧なお方で、すごく事細かく私のわがままに聞き入ってくれました。ありがとうございました。
この記事が誰かのお役に立てれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ともまる